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One hears only those questions for which one is able to find answers.
拙い文章やらなんやらかんやら載せてます。 たまに写真。
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またメモ。


全部消えてしまったような気がした。
呼吸も、出来ない。
ああ、時間さえも此処にはない。
お前と創りだした世界はただ其処にあるだけの存在だ。
最高に気高く、尊く、はかない。
一瞬で全員の記憶に座り込む
永遠。

それをお前と創りだしたい。





これも完成させるか未定。
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まだまだ構想段階。





「ぐるぐる廻る、若しくは果てなく白く無の世界」



「私の脳の中には一億コ以上の細胞が眠っていて、それは永遠で果てが無くて一生そのままだと思っていた。」



「生まれたばかりの赤子の世界が真白なら、俺の世界は真っ黒だ。
でもそれは最初から黒なんじゃなくて、赤だの、青だの色んな色ブチ撒けて黒になって仕舞った世界。
そこから生まれる変なヤツら。
それが非日常の中の日常。
キャンパスにブチ撒けた色は数知れず。
キレイじゃないけどきっと、あいつは。
【お前らしいな】
そうやって笑うんだ。」



「私の世界は有り得ないコトだらけだ。
変なヤツが多い。
語尾に変なコトバ付けたり、ワケのわからん格好だったり、うっとおしい性格だったり。
でもそれが。非日常の存在が自身の日常だ。

皆が皆理解してくれるワケじゃあない。そんなの最初からわかっている。
ただ、誰かの何かの入り口になってくれれば。
そんな理由でしかなかった。それで、自分は満足だ、と。」



・非日常と日常の交差
・某方がモチーフ
・世界についての見解をまとめる。


完成させるかは未定。
※これは当サイトで連載中の「南雲堂書店怪奇録」の番外編です。







涼暮月、蝉羽月、鳴神月、松風月、夏越月、葵月、常夏月、風待月。
また今年も、雨が止まない時期になる。
君に出逢う。


涙雲


蒸した空気が、じわりとまとわりついた。朝、目を覚ました時から空から水が零れる音がした。こうも湿度が高いと何もする気が起きない、と仕事全てを佐田に押し付け南雲は店を出た。蛇の目を広げ、足に跳ねる雨も心地よいとすることにした。行き先が変わることはない。其れを知っているから佐田も何も言わず送り出した。
「また、此の季節か・・」
佐田の呟いた声は雨水に流された。

続く雨はもう半月近くなる。そろそろ雲間から光が覗いても良い頃だ、そう思いながら公園を歩く。店からそう遠くもなく季節の移り変りが鮮やかに目に見えるのを南雲は気に入っていた。
鮮やかな紫色が目についた。細く笑んで南雲はゆっくり近づく。
「雨の日はお嫌いですか」
紫の着物をまとい、此の雨の中傘もささず女は振り向いた。
「いいえ、好いておりますわ」
南雲はその紫の瞳に吸い込まれそうな錯覚を覚える。この全て濃淡鮮やかな紫色で埋め尽くされている立ち姿にも見惚れた。吸い込まれた先に雨とも涙とも取れぬもねが溢れていた。
「では何故泣きそうなのです?」
「消えて仕舞わなければならなくて」
こんなにもじめじめとした季節に別れが。何時も来ると分かりつつも其の辛ささえ紛らわす。
「もう・・夏ですか」
 女はゆっくり頷いた。
「また、来年ですね」
「次は違う方ですわ、もっと濃い紫の」
「其れは、楽しみだ」
楽しみだと言いつつじんわり南雲は淋しさを感じた。此の綺麗な紫は二度として見(マミ)えることは無い。
女は南雲に向き直り濡れた冷たい手で頬に触れた。
「忘れないで下さいね」
揺らぐ紫を見つめながら其の手を取り握り締める。
「勿論」
雨が少し弱まった気がした。

店に戻る頃には傘の必要は無くなっていた。晴れ間とは言えないが空も泣き止んだ様だった。
「ただいま」
相変わらず薄暗い店に入る。少し黴臭いような気がして南雲は顔をしかめる。「あ、おかえりなさい。大変ですよ、雨漏りです!」
「え、もう止んでるよ?」
佐田の慌てぶりに惑わされながら返答する。
「屋根と梁の間に溜まってたみたいで・・店の方は大丈夫ですけど」
「・・なら良いや」
「良くないですよ!あれ、其の花・・・」
佐田は南雲の本以外への関心の無さに呆れながら視線を下へやる。
「紫陽花。もう梅雨も終わりだから、ね」
薄い青と紫が静かに、囁くように雨音がした。
「あ、雨漏り!!」




すみません、季節はずれで。もう夏が終わるよ。
えーっと吾友Lucifサンに捧げます。
一週間頑張ってね!!
あなたに愛してもらえないのなら、いっそ。

死んでも構わない、寧ろ。

死んで仕舞いたかった。




どうしてもあなたが良かった。
あなたじゃなければ愛せなかった。
愛さなかった。

死んでも、愛されるわけじゃないのに。
駆け抜けた世界は綺麗だった。

何もしなくても、流れていったかも知れないけど
やりたいことをやった分だけ早く流れた。

どこまで続いているかわからない道も
いつも変わらず見下ろしてくる太陽も
ただ青くそこにあるだけの空も
走っている間は止まっている時間でしかなかった。

駆け抜けた世界で僕は永遠だった。

共に駆け抜けた隣人は、駆け抜けた後の僕を
今と変わらず笑い、支えてくれているだろうか。






間違ったことも、馬鹿げたこともただずっと傍で肩を支えてくれていた君へ。