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つまり、そういうことだ。

ぼたぼた涙零して縋る様に泣くんだ。
俺の遺体は、微動だにせず―当たり前だが―お前の涙を吸い込む。
優しいお前は案の定泣いた。毎夜俺のことを思い出した。そしてほとんど毎夜涙した。
枯れてしまうよ、お前の心が。とも思うがどうする術も持ち合わせていないし。ただ、眺めてる。
あまり泣かれると成仏出来ないだろう。
どうにかしてほしいのだけど、もしお前が俺の為に泣かない夜が来たら結局俺は成仏出来ない気がする。
お前の目が他へ向くと、俺は淋しすぎて逆に。

だから、俺を思って毎夜泣いてよ。

「そんな夢を見たから」
朝、まだ陽の昇り切っていないのにそんな夢をみたから二度寝も出来なかった。
窓の外に目をやればお前はもう起きて、ぼうっと庭先を眺めているから。余計、寝れそうにない気がした。
たからいっそ話してしまうことにした。
「阿呆か。生きてるうちに死んだ夢なんか見るな」
低血圧なお前のいつにもまして低い声が聞けて安堵してる自分に驚いた。
「否定するのはそこだけ?」
からかうように笑えば片目で睨まれた。
「お前が死んだら俺は多分確実に泣くだろうさ」
そうだね、お前は泣くね。でも俺が居なくなることで誰よりも不安なのは俺自身なんだ。
死んだらどうなる?俺は。お前は。世界は不変だろうが俺とお前の間は逆転してしまう。それが、恐い。
だからせめて泣いてほしい。
「お前が泣いてくれるなら死んでも良いかな」
「嘘吐け。生きたくて仕方がないくせに」
結局の所、死ぬのは一緒が良いなんて女々しい考えを隠していたいのだ。









もう既にシリーズ化?
いやいやいや。名前すら出てこないし。
どっちがどっちかわからなくなってきた。
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